親知らずの抜歯
親知らずは抜いた方がいい?
「親知らず」とは、10代後半から生え始める「第三大白歯」です。
一番奥の上下に生えることが多く、特に20代の患者さんが痛みや腫れなどの症状を主訴としてご相談されることが多いです。
親知らずの特徴
おおよそ約6割近くの方の親知らずは
- 真っ直ぐ生えてこない
- 横向きに生えている
- 横向きのまま埋まっている
という状態になっているため、様々な障害を引き起こすようになります。
必ず抜いた方がいい訳では無い
親知らずは、抜けば良いという問題ではありません。
例えば、
- まっすぐに生えている
- お口の中に十分なスペースがある
というケースであれば、特に抜歯する必要はありません。
抜かなくても良い親知らずを口腔内に残しておくことで、入れ歯やブリッジの土台として活用できたり、他の歯を失ってしまった際に移植したりすることも可能です。
抜歯のメリット・デメリット
メリット
親知らずを抜歯することによって、口腔ケアがしやすくなる(歯みがきの磨き残しなどが減る傾向にあり)というメリットがあります。
- むし歯・歯周病の予防になる。
- 口臭対策になる。
デメリット
治療後の口腔状態に注意が必要です。数日で解決することがほとんどですが、気になる症状や違和感・不快感は早めにご相談ください。
- 腫れがみられることがある。
- 抜歯した穴に食べ物が詰まりやすい。
口腔外科の治療
安全性を追求した診療
親知らずの抜歯は、患者さんの歯の生え方や口腔環境によって、難易度は異なります。比較的簡単な症例が大半ですが、中では難易度が高い症例も少なからず存在するため、最新の注意を払って治療を進めて行きます。
抜歯による患者さんへのリスクを最小限に抑えるには、治療前の事前診断がとても重要です。
郡山ファースト歯科矯正歯科では、治療に入る前にCT検査(3次元の立体画像を撮影することができる)によって、親知らずの状態を徹底的に調べていきます。
3次元の歯科用CTのメリット
一般の歯科医院に完備されてある2次元レントゲンよりも、より精度の高い情報を得ることができます。2次元の情報では判断し難い部分まで、しっかり確認することができるのです。
事前の検査を徹底することで、
- 切開の範囲
- 骨の切削
を最小限に留めることができます。
その結果、安心安全な治療の確立と、患者さんの肉体的・精神的負担の軽減が実現できます。
当院はカウンセリングルームも完備しております。モニターを使いながら分かりやすく患者さんに解説させていただき、抜歯のメリット・デメリットを良く理解して頂いたうえで治療を進めて参ります。
PRGF再生療法を導入
骨・軟組織を再生させる技術
これは現在、世界で最も安全かつ画期的であると称される「骨・軟組織の再生技術」です。歯科の分野では主に、「歯槽骨:歯の根を支える骨」の再生治療が有効と判断した際に使われる技術です。
患者様自身の血液中にある、
- 軟組織
- 骨
を再生させる成長因子を使います。
これを分離し、高濃度にして使用するため、副作用が一切ない治療として安全性に優れています。
PRGFを使うことで、親知らず抜歯後の治癒(骨・歯肉の再生や傷口の回復)を促すことができます。